靴磨きの最近のブログ記事

私の乱暴な履き方と度重なる雨天使用でひどいことになっていたチーニーを、靴オタ界では有名なリペア工房「ユニオンワークス」と、新進気鋭のシューシャイン職人工房「ブリフトアッシュ」にお願いして再生しようというこの企画。

ついに、ブリフトアッシュにお願いしてたリカラーが完成して送られてきました。

職人さんからの手書きの手紙が添えられて。

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かなり濃いブラウンにしてくれたようです。

自然と色はすこしづつ抜けていくと思われるのでこれからが楽しみです。

雨染みがひどかった部分もわからなくなっていていい感じです。

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ブリフトアッシュといえば、シューシャインですが、リカラーした今回の靴もしっかり磨きをしてくれたようでつま先もピカピカです。

これくらい濃いブラウンの靴はいままでもっていなかったので、ラインナップが増えたようで嬉しいですね。

せっかくダイナイトにしたのですが、こういうことをしたときに限ってさっさと梅雨があけてしまいました。。(涙)

とにかく、お蔵入り寸前だったチーニーがまた最前線に復帰。

今回のブリフトアッシュのリカラーは12,600円 納期は2ヶ月でした。 

 

 

 

 

 

 

さて、先日ユニオンワークスの手によりダイナイトソール化され、みっともなかったソール周りを新品に入れ替えてもらいましたが、次は度重なる雨じみでみっともなくなったアッパーの再生です。

というわけで、またまたやってきましたブリフトアッシュ。

最近、破竹の勢いのブリフトアッシュ。今度は神戸にお店を出すそうで、今日も長谷川代表の顔を見ることはなかったですが、急いでいたこともありとりあえず簡単にリクエストだけして預けることに。

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↑この状態のアッパーがどうなるのでしょうか?

 

リカラーは12600円、完成後送りにしてもらいました。

オーダーとしては、アンティーク仕上げで雨じみが目立たなくなるようにあとはお任せで。

注意すべき点としては、色は今以上に明るくはできないということだそうです。

今回は、どんな感じになるのかお試しなので、お任せにしてしまいましたが、イメージが伝わりやすいようにイメージしている靴の写真などを持って行った方がいいかもしれませんね。

余談ですが、ベルルッティには購入時パティーヌ(色づけ)のサービスがありますが、結構、イメージ通りになるようにオーダーするには具体性のあるオーダーが必要でした。

私の友人は「日本刀のような感じにしてくれ!」とか、無茶言ってカラリストを困らせていましたが、そういう概念的なオーダーだと伝わりませんw

さて、ブリフトの色変え、納期は2ヶ月とのこと。

どんなものがあがってくるのか?

チーニーは再び崖っぷちからスタメンに上がることができるのか?

つづきはこちらのブログにて。

リニューアルオープンしたブリフトアッシュに行ってきました。

残念ながら長谷川さんはいませんでしたが、職人の方がながらく手入れできていなかった僕のJMウェストンのローファーをピカピカにしてくれました。

内装をリニューアルしたブリフトアッシュは少し広くなった感じで、磨きのメニューも一本化され2575円の磨き一種類のシンプルなものになりました。(持ち込みだと2100円だそうです。)

コバ削りとインライナーの掃除、それにソールのメンテナンスが磨きにセットされています。

聞くと、代表の長谷川さんはイベントやらでひっぱりだこで、お店に顔を出せるタイミングが限られてきているのだとか。

この日は、平日にもかかわらず、僕の後に一人お客さんが来られて、2人、その後にも預けに来られる方も来られて人気がうかがえました。

また、近くに来たら寄ろうと思います。

 

↓紙やすりでのコバ削り

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↓ソールにオリジナルのクリームを塗ってくれます。耐久性が増すそうです。

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↓そして磨きでできあがり!ピカピカになりました。

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表参道で仕事の打ち合わせがあって、超ダッシュしたらありえないことに内ポケットから、カードケースが落っこちて紛失したらしく、名刺交換しようとして気づいて超しょんぼり。。

奥さんと初めて出会った日のベルルッティのイベントでもらった記念品のカードケース。。

どうしよう。。
自分で買ったものならまだしも、特別な思い出の品なのに。。

と思っていたら、打ち合わせが終わった頃に携帯に電話がかかってきて、拾った女性が中に入っていた名刺をたよりに会社に届けてくれたとのこと。

声を大にして言いたい。

「ありがとおおおおおおおおおおおおおございますうううう泣き顔

なんとか御礼がしたいと連絡先をくださいと言ったけど、気を使わなくてよいですよ。とのこと。女性ということもあり、そこは無理を言わず、とにかく感謝。。。

もう一度いわせてください。
「コヤマさん。ありがとう!本当に助かりました。」

さて、カードケースも見つかり、打ち合わせも終わって、ほっとしたところで御客さんの会社を出ると、おやおや・・・

最近注目の若手シューシャイナー(靴磨き職人)ハセガワさんのブリフトアッシュの前じゃないですか。。
http://www.brift-h.com/
ここぞとばかりに訪問させてもらいました。

ブリフトアッシュのハセガワさんは、青山にお店を出す前に私がミクシィで書いた靴磨きの日記にコメントをくれたことがあり、それで私は彼を知ったのですが、若くして腕一本でお店まで出した苦労人です。

今日は、最近の雨続きでボロボロになってしまっていたオーツカのホールカット。しかもこのオーツカ。。自分では一向に光らせることができなかった靴なのですが、、
 ちょこちょこと会話をしながら、あれよあれよと言う間にいい感じでピカピカに。さすがです。

 ハセガワ流は光らせ方に品があり、ギラッヌメッした感じではないのがまたいいですね。

 ちょっとえらそうで気がひけますが、自分もベンチャーをやっているので、彼のように若くしてがんばっている人がいると自分も励みになりますね。

 また行こうと思います。

今日は朝見たテレビで、やぎ座が一位だったのですが、本当にラッキーデーでした。

 

 

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883968202_94.jpgモッサン氏からオールデンの手入れについてメッセージをいただきましたので、いい機会なので日記に書いてみます。

最初に・・
あくまで私の方法は我流ですし、基本的に好きな仕上がりになれば靴本来の耐久性や素材特性のうんちくに関してはあえて無視してます。
自分の靴なのでよいのですが、お試しになられる方は自己責任でお願いします。
また、誰かに「それは間違っている!」と言われても、僕にフィードバック不要ですwんなこたぁ関係ないのでw

靴磨きだけは、本当に正解が無いようで、仕上がりの好き嫌いもあり、諸説紛々が流れていて困ります。

私も達人と言われている方々に聞いたり見たりしてるのですが、
基本は「多量」の水分には弱いので、そこに気をつけるということは皆共通でそれ以外は、皆いろいろのようです。
1.ステインリムーバーについて
私はコードバンには使っていません。一つはやはり水分なのでかえってムラになる心配。あと、ユニオンワークスの中川氏が昔、「そもそも使う意味を感じない」といったコメントをしていたのでまぁいいかと。(カーフには使います。ベルルッティは色が落ちそうなので使いません)

2.クリーム
クリームは私は純正を使っています。
ブラシで塗りこみながら、最後は柔らかい布で拭きあげるという形です。
正直オールデンに関しては降水確率20%以上の日を除きながら、すべての保有靴を完全にローテするのが難しい状態であまりクリームでの手入れを熱心にするほど履けてないというのが大きいですが、、、

3.ワックス
ワックスはいろいろ使っていますが、カラー8(バーガンディ)に関しては純正、黒はキウイを使っています。
ホテルオークラの井上源さんはいろいろ使ったけどキウイがよいと言ってました。
ただ、僕はキウイの茶色の発色があまり好きではないので、茶色は純正か、気分でラ・コルドネリ・アングレーズを使っています。

4.具体的な手入れ
僕の手入れはもっぱらワックスのみになりがちです。
あまりしっかりした毛のブラシは傷になるので、柔らかい毛のブラシで埃や汚れを落とし、柔らかい布を人差し指と中指に巻きつけて少々水につけてそのままワックスをすくって磨きます。磨くというより「塗る」感覚です。
この仕上げ方法は、井上源さんの見マネですが、私はマットな感じよりコードバン(特にブラック)がヌメっ
とした感じの少し湿った光方をするのがたまらなく好きなのでそうしてます。
一般的には水は絶対に使うな!とか本によく載ってますが、あまり気にしてません。
基本的にワックスが柔らかい状態でないとあまりうまく光沢が出ないというのが私の腕での限界点です。
ただ、マットな仕上がりが好き!とかあまり光るとヤダな方も多いと思うのでその場合はワックスのみで磨く形がいいと思います。

こんな感じです。
オールデンユーザの方は大事にしてくださいね。でもやっぱり頑丈な靴なのではいてあげるのが一番の大事に仕方だと最近つくづく思います。飾るには無骨な靴なので。

 

 

 

750399924_20.jpg750399924_149.jpg750399924_159.jpgさて、私の靴磨きはほぼライフワーク化していますが、ゲンさんの靴磨きを見よう見真似で試行錯誤していたところ、だいぶコツがわかってきたような気がしています。
私がやりたかったのは、よく「鏡面磨き」とか「ハイシャイン」とか言われてるものですが、これの磨きの時間をできるだけ短縮したいというのが一点。
そして、もう一つが、コードバンの革の場合に、独特の艶というか、ちょっとヌメっとした湿り気のある光り方をさせたいというのが二点目です。

ゲンさんの磨きを見ていて思ったのが、まずクリームの違い。
KIWIをベースに使っているようなのですが、やわらかさがゼンゼン違いました。
あとは、磨き方の違いです。
布を巻いた指でシャカシャカシャカと擦るというよりは、あくまで塗りこむようなタッチなのです。

というわけで、私なりのアレンジを加えてみるとだいぶ改善されたことを実感しました。

まず、
改善点①ワックスを付けた指を、水にも若干浸して塗りこむことで、ワックスを少しやわらかくしながら塗りこむ。
改善点②これまで、「水を付けすぎない」という本などの、アドバイスを気にしすぎていたので、思い切って少し湿ったくらいの布で磨きをかけてゆく。
改善点③但し、拭いた後に水が残らない程度の湿り気に保つ

そうすると、あれまぁ。これまでの半分くらいの時間で光り始めさせることができるようになりました。

また、カーフについては仕上げに乾拭きしていますが、コードバンは乾拭きせずに少しヌメっとした光り方をあえて残せるようになりました。

まだまだ、試行錯誤ですが、次はワックスの改良をすこしづつ試していこうと思います。

 

 

 

 

 

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何かと追い立てられる月末。
ちょっと一息気分転換といえば、ホテルオークラのシューシャイン。
久々にゲンさんのところに行ってきました。
今回は、たまたま夜会食があったのでアレッサンドロを履いていきました。
先日のアンディのフリーケアでプロの技を見せ付けられて、多少自信がついてきていた靴磨きもまた修行のしなおしと考えていたところ。
ベルの顧問でもあるゲンさんの技を盗みに行きました。
写真の通りあっという間にピッカピカ(つま先に青空が映ってマスw)なのですが、、、
ゲンさんは既に製造中止となっているキウイのブルーと、ベルルッティの純正ネイビーを基本にオリジナルのクリームを使っていました。
(私がネイビーのパティーヌの為)
ゲンさん曰く、ベルルッティの純正クリームは着色が若干弱いとのこと。普段のメンテなら問題ないけど、ここ一番!シャキッとさせるには多少工夫が必要とのこと。
まぁ毎回のことながら、結局、マネはできないプロの技なわけでした。
なにはともあれピカピカになって満足ですが、、、
次回から、どうしても磨いて欲しいときは、持ち込みで行こうと思いました。
というのも、今回、私が磨いてもらっている間にフラッと来た老紳士。
この方も、どうやら私と同じく気分転換に来たようなのですが、私が磨いてもらってるので、散歩してからまた来ると言って、戻ってからも少し待たれていたのですが、、、、
どこかで見たことあるような、、、
エーと、エーと、、、
すると、ゲンさんが、おにーさんコンピュータ関係だったよね。
あのひともコンピュータ関係だよっと一言。
「あっ。。。」
そうだ、、間違いない。
経済同友会の理事もしていた、、某世界的コンピュータ企業の会長サン。。。
っていうか、ゲンさん。
コンピュータ関係って同じにされたらあちらさんに申し訳ない。
いい靴履くのも、覚悟がいるなぁ。。
ちょっと身の丈を考えました。
私はここで気取って一息つけるほど何かを成し遂げたのか?とフツーに考えてしまったり。。
そうさなぁ。。
「靴を磨きなさい。そして自分を磨きなさい。」
ってオルガのおばちゃんも言ってたもんなぁ。。
まだまだ人生修行だなぁ。。
いい靴買うのもいいけど、、
靴に負けない仕事できるようにならないとっ!
次からは、持ち込んで、手漉きにお願いするようにしようと思ったのでしたw

 

 

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ながらくオールデンの黒コードバンの手入れで悩んでおり、、何かというと、Vチップの黒が一生懸命磨くのですがどうも、右だけ光って、左はいまいちマットなまんまなんですね。。。
使っているのは、純正のクリームと、キウイのワックスでした。
雑誌等の情報を参考に自己流で30分、1時間と磨いてもやっぱりダメ。。

こりゃどうにもならんわ。と思い、遂に意を決して、伝説の男のところに昨日は相談に行ってきました。

私の会社は赤坂にあるので、目と鼻の先にホテルオークラがあるので
すが、こちらのシューシャイン(靴磨き)サービスのオーナー兼マイスターの通称源さんです。

源さんは、ベルルッティの「靴磨きの集い」の先生でもあり、小泉元首相を初めとする政財界人がお得意さん、果ては、オードリーヘップバーンから、マイケルジャクソンまでその腕に感激したという伝説の男。
数年前からメディアにもよく登場するので、もちろん靴好きの中でもご存知の方は多いはず。

でも、忙しいらしく・・・いっつも行っても居ない。。
行ってみると分かるんですがが、源さんは普通の客が来るまで待っている靴磨きではなくて、お得意さんがみーんな靴を紙袋や、ダンボールに入れて、持ってくる。果ては世界中から送ってくるらしい。

今日行ったら、「一年で一番いそがしーんだよなぁ。。閉めようと思ったけど、息苦しいから丁度さっき開けたら、おにーさん来ちゃった。。」と、かなりお疲れモード。。

それはそのはず、作業場の中は、高級靴の山山山。。すげー数。
「明日も仕事だよなぁ~100足以上たまっちゃって、、、」
と伸びをしながら言う源さんだが、決してイヤな感じには聞こえず、
ほんとにマイッタなぁ。。という感じ。

待つこと20分ほど、、「早く座りな~」と促されて椅子に座って、
源さんの磨き開始、、、、っていうか

「なにこれ~~~~~~???」

あれよあれよと言う間に、私のオールデンが、オイオイ、エナメルかよ!っていうくらいピカピカに光り始めた。。
しかも、すごいのが、私が手入れの仕方を聞こうと、モジモジしていると
「左だけ光らないでしょう?」と、もう完全にお見通し。
「最近流行ってるみたいだねぇ。オールデン。とってもいい靴だよ。すごく経済的な靴だと思う。20年だって履けちゃうんだから。でも手入れ次第だよ。」
とのこと。
「コツは、乾いた布でゴシゴシこすらないこと。あとは、、、にいさん、靴磨きの会のときにおいで。」
と初めて来た私にすごく声をかけてくれ、その気さくな人柄に本当に感動してしまいました。

ちょっと、話しはそれますが、
私は、ミーハーなんでいろいろなモノに興味を持っては自分なりに調べたりしながら楽しむ方なのですが、いわゆるその道のプロショップ的なお店が結構苦手でした。
苦手意識は某イギリス車に乗ってたときにエンスーな車のプロショップにどうしても世話にならないといけなかったんですが最後までなじめずwwそれが偏見の基になってるのかもしれませんがw。。

なぜか?
①お店の主人や店員が一見の相手を見下したり、無愛想。「どーせ分かってないんだろ?」的な態度だったり。
②常連がタムロしていて、まともに相手がしてもらえない。
③一見はとにかくボッタくられる。
この3種類が多かったように思います。
要するに、常連の紹介でないかぎり簡単に入り込めないんですよ。

だから、正直 源さんのお店もちょっとそういう感じだったらどうしようかなぁ。と思ってたんですが、、

忙しい時期、しかも初めて来た僕のような若造にこれほど、真摯に、そして気さくな対応をしてくれたことに感動してしまいました。
こりゃ、靴が積み上がるわけだ。。。
卓越された技術ももちろんだけど、みんな源さんのファンなんだなぁ。。
私が磨いてもらっている間にもいかにも高級そうなスーツに身を包み、エドワードグリーン?を履いた、証券マン風の40代の方が来てしまい、源さんは、
「今日はもう終わりだよ~オレが今決めた!・・・・・うそだよ。。しかたねぇなぁそこで座って待ってな。」と一声。
その方も、少年の目をして、店内にあるLASTを手に取って大人しく待っていました。
その光景はまるで駄菓子屋のよう。。
少年が、駄菓子屋に溜まって一時おっちゃんとコミュニケーションを取ってまた遊びに出て行くように、スーツに身を包んだ、オトナがここでは「源ちゃん」と一時のコミュニケーションを取ってまたそれぞれの仕事の世界に戻る。
そんな風に見えました。

「来月の靴磨きの集いに呼んでくれるように、ベルルッティに言っとくから名刺置いていきな。今日は忙しいから、その時にオールデンの手入れの仕方も教えてあげるよ。。」
嬉しすぎる言葉をもらい、店を出ました。
奥義はたぶん盗めないでしょうがw
来月が楽しみです。

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