2011年5月アーカイブ

さて、ベルルッティのアレッサンドロですが、以前の記事の通りユニオンワークスにてオールソールをしてもらったところ質実剛健なイギリス靴的なソールに生まれ変わり、その代わり若干元の繊細なディティールからイギリスとフランスのハーフに変化してしまったというところでした。

さて、このアレッサンドロ。

先日履いてみたところ、「履き心地がかなり変化」していました。

実は、オリジナルのアレッサンドロは履き心地はよかったのですが、歩くと若干疲れやすかった靴だったのですが、オールソールしてソールがしっかりしてからずいぶんと楽になりました。

これは発見でした。

ソールを張り替えることで、履き心地も変化、改善できるのですね。

ディティールを取るか履き心地を取るか?は購入者の意志ですし、履き心地にも、たくさん歩いての疲れにくさか、普段のフィット感か、足を圧迫しないラクさ加減なのかといった尺度もいろいろです。

その日の、シュチュエーションに歩く量、歩く地面、天候などを考慮して朝の靴選びを行うのがよさそうです。

ユニオンワークスでの修理は最初はディティールのみを見て、オリジナルのディティールが損なわれたかのようなコメントをしましたが、靴としてはパーティー靴から、だいぶ実用的になってかえって普段履きやすくなりました。

さて、先日ユニオンワークスの手によりダイナイトソール化され、みっともなかったソール周りを新品に入れ替えてもらいましたが、次は度重なる雨じみでみっともなくなったアッパーの再生です。

というわけで、またまたやってきましたブリフトアッシュ。

最近、破竹の勢いのブリフトアッシュ。今度は神戸にお店を出すそうで、今日も長谷川代表の顔を見ることはなかったですが、急いでいたこともありとりあえず簡単にリクエストだけして預けることに。

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↑この状態のアッパーがどうなるのでしょうか?

 

リカラーは12600円、完成後送りにしてもらいました。

オーダーとしては、アンティーク仕上げで雨じみが目立たなくなるようにあとはお任せで。

注意すべき点としては、色は今以上に明るくはできないということだそうです。

今回は、どんな感じになるのかお試しなので、お任せにしてしまいましたが、イメージが伝わりやすいようにイメージしている靴の写真などを持って行った方がいいかもしれませんね。

余談ですが、ベルルッティには購入時パティーヌ(色づけ)のサービスがありますが、結構、イメージ通りになるようにオーダーするには具体性のあるオーダーが必要でした。

私の友人は「日本刀のような感じにしてくれ!」とか、無茶言ってカラリストを困らせていましたが、そういう概念的なオーダーだと伝わりませんw

さて、ブリフトの色変え、納期は2ヶ月とのこと。

どんなものがあがってくるのか?

チーニーは再び崖っぷちからスタメンに上がることができるのか?

つづきはこちらのブログにて。

さて、チーニーの再生プロジェクトですが、ユニオンワークスで行っていたダイナイト化が完了しました。

次は色入れです!

今回は楽しみですねー

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しっかりダイナイトソールにしましたよー

 

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ダイナイト化も完了しました。

あとは、色替えですね。 写真にも出ていますが雨じみがひどいので、きれいになるとよいのですが。。。

 

 

 

ユニオンワークスでベルルッティをオールソールをしたらどうなるのか?

この疑問に答えるべく、ベルルッティのアレッサンドロをユニオンワークス青山店にオールソールに出してきたのが2週間前。

きっかり2週間で家に修理完了したベルルッティが届きました。

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すっかりきれいになって戻ってきました。

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ソールはブラックです。

縫い目もしっかり隠されて、きれいな仕事でさすがです。

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が、、、ちょっとソールが厚い。。。

非常に残念なんですが、これでは底だけイギリス靴です。

上半身のエレガントさに似合わぬ下半身の力強さ。。

イギリス靴の質実剛健さと、パリのエスプリの融合、、とか言うと、まるでエルメス傘下のジョンロブパリの説明みたいですが、、

まるで、そういうハイブリッドな靴になってしまいました。

ジョンロブパリというより、なんて言うんでしょう。。ボディはスポーツカーで足回りだけ四駆というような、、、なんだかポルシェカイエンの説明みたいですがそういう感じです。

これは、純正で修理したアンディと比べてみるとすぐわかります。

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えっ?わからない?

ぜんぜんちがいますよ。およそ1mmくらい厚いんです。

たぶん営業に履いて行くにはいい靴になりましたが、若干気になるところではあります。

でも、アンディはともかくアレッサンドロは壊れるの早いように思っていたので、質実剛健なモデルに生まれかッわったのは嬉しいことです。

 

 

 

 

 

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