2011年4月アーカイブ

ずいぶん昔に購入したエディフィス別注のチーニー。

実はここ数年まったく履いてませんでした。

 

DSC_0125.JPG失礼な話しなのですが、最初から雨の日に結構履いてしまったのですがソールもアッパーもかなりボロボロにすぐになってしまい、(見た目がです。) なんとなく履かなくなって箱におさまってしまい、、箱に入ったが最後、、、ローテから外れ、増え続けるニューフェースに押され私の記憶から遠ざかり、、、つつあったのですが、先日シュークローゼットの中から、再発見されました。

 

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また、チーニー君は運がいいことに、私がフランス靴、イタリア靴熱がもっとも熱かった時ならば、ヘタをすれば弟行きに(私と弟は靴のサイズが同じなので、私が購入して失敗したなぁ、、と思った靴は数回履いて弟にお下がりというのが通例となっているのです。。)なっていたところですが、先日、シューデザイナーの坪内さんとお話しし、イギリス靴もまたひさしぶりにいいな。。と思っていた矢先だったのです。

よし、、改造してもう一度履いてみよう!

というわけで、チーニー君には、業界有数の職人さんたちの手を借りて私好みに変貌してもらうというプロジェクトを始めることにします。

まずは、オールソールをはじめとして、ダメパーツをユニオンワークスさんで徹底的に入れ替えします。

そして雨染みだらけのアッパーは、ブリフトアッシュで、再カラーリングし、アンティーク仕上げで別人になってもらいましょう。

私は、このチーニーという靴。スタイルは結構好きな形だったのに、作りや革の質に一抹の疑問をもっていてあまり履かなくなってしまったのですが、この際なのでいろいろいじくってみたいと思います。

ベルルッティのアレッサンドロをユニオンワークスに持って行ったので同じくチーニーもオールソールからやってもらうことにしました。

ソールはあえてのダイナイトソールです。

最近、グッドイヤーの靴をかなりダイナイトにしてます。 ペルフェット、オーツカ、ロイドフットウェアとこのチーニーで4足目です。

ダイナイトは雨の日に気にせず履けるという点と、そのソールの薄さでディティール、履き心地がレザーとあまり変わらないところがよいです。

ユニオンワークスさんでのダイナイト化は15,750円。

さて、まずはぐっちゃぐちゃのソールをダイナイトソールで実用化してもらい、次はブリフトアッシュに持ち込むことにしましょう。

進捗は随時ブログにて。

 

 

 

 

 

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先日 アンディをオールソールをしたのですが、同じ年に購入したアレッサンドロもなんとソールに穴が。。

しかも、このアレッサンドロ、そもそもデビュー戦が大雨という、雨を呼ぶ靴で、なぜかいい天気で出て行ったのに帰るころにはどしゃぶりということがなんどかあったせいもあり、アッパーはキレイにしていたのですが、ソールはかなり傷んでしまっていました。

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縁のカビとぱっくりあいた穴がなんとも無残。。アッパーがピカピカでもソールがこれでは、別名「びんぼっちゃま」になりかねません。

というわけで、アンディはベルルッティに直接持ち込んで新品のようにしてもらいましたが、今回はその時にふと思った、あの修理の名店「ユニオンワークス」さんならベルルッティをどう修理してくれるのか?

という靴バカ界におけるまさに「矛盾」。この靴ほど美しい靴はないという靴のカリスマvsどんな靴も修理するというリペア界のカリスマ「ユニオンワークス」の夢の対決を実現することに。

(おおげさですが。。)

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というわけで、やってきました青山のユニオンワークス。

かなり久しぶりです。前回来たのはオールデンのUチップを修理してもらった時なので、おそらく、、、4年くらい前でしょうか、、青山の店ができてすぐだった気がします。

お預け期間は2週間とのこと。ベルルッティでの純正修理は3~4週というところでしたので、少し早い。メニューはレザーのオールソール。

踵のパーツタイプだけ選びお預けという運びに。

そして価格は、21000円とかなりリーズナブル!?でした。(あくまで純正修理よりは、、、ですが。。)

15000円以上の修理の場合は郵送で完成した靴を送料無料で送ってくれるとのことだったのでお願いしました。

あとは、仕上がりを楽しみに待つばかりです。

また届いたらブログにアップします。

http://www.union-works.co.jp/

 

 

 

 

 

 

今日はパトリックをはじめ名だたるシューズメーカーのシューズデザイナーで、御自身のブランドである「HIROSHI TSUBOUCHI」を展開されている坪内さんの「秘密の」ショールームにお邪魔しました。

新作をいくつか見せてもらい、坪内さん御本人にそれぞれのモデルについていろいろ教えてもらいながら靴談義ができとても楽しい時間を過ごせました。

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上から オペラパンプス風のクラシックなウイングチップたち。ピッチドヒールのモデルは横顔もキレイ。

中段 アニマルやカラーのスエード靴たち。つま先がちょいポテッとしたシューズはここ最近のトレンドアイテムだけど、若干スマートなトゥがまたいい。これくらいの顔が好みなのだけど、オールデンならCウィズ。だけど、日本ではほとんどオールデンCウィズは見れないから貴重。

下段 ちょいポテ顔のドレスシューズたち。特に世界に誇る日本のタンナー「新喜皮革」のコードバンを使って、これまたいい仕事するファクトリー「ビナセーコー」さんが作ったコードバンのウィングチップがアメリカントラッドの形をしながらとても精密且つ繊細で感動。 例えるなら、レクサスが作ったキャデラックという感じ。

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左のウィングチップは、ホールがハートwになっています。クラシックな中にもおちゃめさがあります。

右はコードバンのウィングチップ。価格が手ごろなのもうれしいですね。丁寧なステッチなどその作りの精密さを見ていると、オールデンが逆に無骨すぎるように見えるから不思議ですね。

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で、どれもかっこよかったのですが、私が気に入ったのがスエードのライン。

特にこの2足。 左はハートのメダリオンのウィングチップ。そして、右はグレースエードのチャッカーブーツです。いずれもクレープソール(ホワイト)で、春夏仕様としてハトメと外羽根の淵が白くされています。

ちょうどスエードのチャッカが欲しかったんですよ。。

坪内さんに、最小ロットですが、、、発注してもいいですか? 1足だけ。。

と聞くと、快諾していただけ、オーダーすることに。

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結局、悩んだ末、チャッカにすることにしました。

グレーと白の涼しげな配色、それに毛足の短いスエード、そして、ポテッとしすぎない絶妙なバランスのウィズとトゥの形。 春夏にジーンズはもちろん、白パンなどにも合いそうです。

怪しげな靴オタクのなんだかよくわからない質問(外羽根と内羽根の開き具合はそれぞれ何mmくらいがイケてるんでしょうか?とかw)にすべて笑顔で答えてくれた坪内さんの紳士な人柄に感動しながら、やはり自分がいいなと思ったモノのデザインしている方や作ってる方と直接コミュニケーションできるという機会が得られたことを本当に幸せだと感じた日でした。

手元にチャッカ来るのが楽しみだなぁ。

リニューアルオープンしたブリフトアッシュに行ってきました。

残念ながら長谷川さんはいませんでしたが、職人の方がながらく手入れできていなかった僕のJMウェストンのローファーをピカピカにしてくれました。

内装をリニューアルしたブリフトアッシュは少し広くなった感じで、磨きのメニューも一本化され2575円の磨き一種類のシンプルなものになりました。(持ち込みだと2100円だそうです。)

コバ削りとインライナーの掃除、それにソールのメンテナンスが磨きにセットされています。

聞くと、代表の長谷川さんはイベントやらでひっぱりだこで、お店に顔を出せるタイミングが限られてきているのだとか。

この日は、平日にもかかわらず、僕の後に一人お客さんが来られて、2人、その後にも預けに来られる方も来られて人気がうかがえました。

また、近くに来たら寄ろうと思います。

 

↓紙やすりでのコバ削り

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↓ソールにオリジナルのクリームを塗ってくれます。耐久性が増すそうです。

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↓そして磨きでできあがり!ピカピカになりました。

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